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転がり軸受の診断

 

 

測定対象(ガスインジェクションファン)

 

 

センサの設置

 

 

 

 

 

 

 転がり軸受は非常に多くの機械で使用され、従来からさまざまな診断技術が適用されてきた。しかし、転がり軸受のような転がり接触疲労では、せん断応力は材料表面ではなく表面下の数10?〜数100?に作用するために、発生するき裂や組織変化は軸受内部に生じる。したがって、軸受の欠陥の発生や進行を監視することは難しく、軸受の突然の破損がシステムの稼動を停止させたり、致命的な故障の誘因となる場合がある。

 軸受のAE計測では、AEセンサを軸受に直接設置することは困難な場合が多く、一般的にセンサは軸受箱に取り付ける場合が多い。軸受から発生するAEを測定する場合には、欠陥からだけではなく振動などのノイズとなる信号が多数発生しているため、欠陥からの信号だけを弁別することが必要となる。そのひとつの手法として周波数弁別、すなわちフィルタによる特定周波数領域の信号弁別がよく使用される。軸受鋼にき裂が進展する場合に発生するAEの周波数成分は、一般的に100?〜500?であり、振動等のノイズの成分はほとんどが100?以下である。したがって、バンドパスフィルタによりAEの周波数領域だけを弁別する。はく離発生に至るAEの振幅の変化を右図に示すが、はく離発生前(寿命の約60%)に急激な増加が認められる。

 

 

 

 

振 幅 の 変 化

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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