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最新型ディジタル AE 計測システム 

 

PC 組込用 4 チャンネル PAC-DiSPボード

 

  エレクトロニクス技術の発展とともに,1990 年代半ばになると先端のディジタル信号処理(DSP)方式を用いて,最新型 AE 計測・解析システムが PAC 社により開発されました。システム本体は,写真に示される 4 チャンネル対応の DiSP ボードを PC シヤーシ内に組み込むだけですみ,モジュール間の結線等は全く不要なため,取り扱いが極めて簡単で,チャンネル数の拡張も容易に行えます。
 旧来のシステムにはない,優れた特徴として,以下の項目があげられます。

  1. DSP により,AEパラメータと AE 波形をリアルタイムで同時に収録・解析・表示可能。
  2. AE 波形の分解能は16ビットであり,極めてダイナミックレンジの広い計測が可能。
  3. 1 秒間に 20,000 個以上の AE 信号を処理し,AE パラメータのデータを記憶媒体に記録可能。
  4. 内蔵したプログラマブルフィルタにより,16 種以上の周波数フィルタから任意のものを選択して適用可能。またディジタルフィルタもリアルタイムで適用可能。
  5. 取得した AE 信号波形,およびその周波数解析結果を,AE パラメータ解析結果と同時に,同一のモニタ画面上にリアルタイムで表示可能。

 上述した仕様は,リアルタイム AE 計測用のソフトウェアで得ることができます。さらにポスト処理用ソフトウェアを適用することで,逆解析などの定量的波形解析や,収録した AE ディジタル波形から任意の AE パラメータを抽出することにより,パラメータ解析を行うことも可能です。 市販の PC を用いる場合には,ボード挿入用のスロット数と電源容量に制限があるため,2 枚まで DiSP ボードを組み込み,最大 8 チャンネルのシステムを得られますが,専用シヤーシを用いれば,卓上型 32 チャンネルシステムを,さらに拡張シヤーシを用いれば,100 チャンネル以上のシステムも容易に構築できます。現在,材料評価用,あるいは軸受診断用の実験室システムとして,また金属製構造物や土木構造物の健全性診断システムとして,広く用いられています。 

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PC に取込んだ AE システム

 

 

専用シヤーシを用いる卓上型多チャンネル AE システム


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