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組立て品の動作評価

 ポンプや歯車装置など回転設備は、その異常内容により異なったAEの発生パターンを示す。一例として、液体水素ターボポンプの組立て後の不具合をAEにより評価する例を紹介する。ポンプを組立てた後、燃焼ガスの代わりにエアーによりポンプを駆動する。駆動中に発生するAEの発生パターンを計測し、異常なパターンの発生がないかどうかを評価する。異常がある場合に観測されるAEの発生パターンを下記に示す。

1)異物の混入
 ランダムにAEが発生するような場合、軸受等に異物が混入している可能性が高い。軸受の回転に伴い、異物が転動体と転走面の間にかみ込まれた時にAEが発生する。したがって、その発生の周期はランダムとなる。

 

 

2)軸受転走面の損傷
 周期的にAEが発生するような場合、軸受けの転走面に異常が発生していると考えられる。損傷部は回転に伴い周期的に転動体と接触することから、その発生周期は軸受形状から決定される周期性をもつ。

3)動翼等の接触
 回転に同期し、持続性の長いAEが発生している場合、動翼やインペラの接触が発生していると考えられる。接触している間AEが発生することから、AEの持続性が大きくなる。

4)潤滑不良
 平均振幅が大きい場合、軸受の油滑不良あるいは組み込みミスによるアキシャル荷重の増大が考えられる。すなわち、アキシャル荷重が増大したり、油滑が悪くなると、転動体と転走面が金属接触を起こし、摩耗が発生して連続的にAEが発生する。


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